隣町で新型インフルエンザ 

 

隣町で新型インフルエンザ
 埼玉県は、今日未明に久喜市と隣接する鷲宮町内の男性が新型インフルエンザに感染していたことを明らかにした。

上田知事の新型インフルエンザ発生のコメントは以下の通り。(全文引用 http://www.pref.saitama.lg.jp/A04/BU00/newinflu/top.html#lnk10)

『 本日未明、埼玉県内において新型インフルエンザの患者が確認されました。
患者は、鷲宮町在住の29歳の男性で、5月17日から19日にかけて大阪府及び京都府に旅行しており、久喜市在住の男性が同行していたとの情報があります。
帰宅後の5月20日に39℃の発熱があり、埼玉県発熱相談センターに相談がありました。翌21日、発熱外来を受診。簡易検査の結果、A型陽性であったため、埼玉県衛生研究所でPCR検査を行ったところ、本日未明に新型インフルエンザに感染していることが確認されました。
患者は現在、県内の協力医療機関に入院しています。熱は下がっており、容態は安定しています。関西から戻られる際、または戻られた後のご本人の詳しい行動や接触者については確認を急いでおります。
県では、本日8時00分から対策本部会議を招集し、必要な対応を迅速、的確に講じてまいります。
今後とも必要な情報を提供してまいりますので、県民の皆様には、正確な情報に基づいて冷静に行動していただくようお願いします。
県民の皆様にお願いがあります。

【県民の皆様へ】

■まずは感染の予防に努めてくださるようお願いします。
今回の新型インフルエンザは季節性のインフルエンザと同じ予防策が有効です。できるだけ混雑する場所に出かけることは避け、咳やくしゃみなどの症状がある方はマスクを着用するようお願いします。また、手洗い、うがいを心がけてください。

■次に、38℃以上の発熱、せき、のどの痛みなど体調に異常を感じた方は、すぐに医療機関を受診せずに、保健所や県庁の発熱相談センターに事前に電話でご相談ください。
発熱相談センターではお話を伺った上で、必要がある方については、「発熱外来」を紹介しますので、その指示に従って受診をお願いします。

■今回の新型インフルエンザの感染力は、季節性インフルエンザと同様と言われており、感染したとしても、早めに受診・治療することで多くの方が軽症のまま回復しています。
ただし、慢性のご病気をお持ちの方を中心に重症化する傾向がありますので、予防策など十分注意してください。

平成21年5月22日
埼玉県新型インフルエンザ対策推進本部 本部長
埼玉県知事 上田 清司      』

また、今日午後の報道では、感染した男性が20日の0時過ぎにJR宇都宮線を利用し久喜駅に到着。久喜駅から自転車で自宅に帰宅したという。

久喜市では現在、県の情報をもとに対策を検討している。

(ちょい一言)
隣町で感染した方が出たことには驚いた。関東地方での感染は時間の問題とも言われていたが、こんなに早く、しかも身近な所とは思わなかった。
インフルエンザは広域的に対応すべきものなので、現在は久喜市も県からの情報や指示をまちつつ、対応を検討しているという。

ただ、久喜市としては新型インフルエンザが感染した場合に重篤になると言われている妊婦などに対して、今回の感染例や予防策などの迅速な情報提供が求められる。妊婦などの情報は、医療機関と共に市も把握している。
妊婦に健康で心穏やかに出産できる環境を、市としてできる対応を迅速に行うべきだ。

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