久喜市の大雪被害状況発表 

久喜市の大雪被害状況発表
昨日、久喜市議会全員協議会において、2月14日・15日の大雪による市内の被害状況について、改めて報告があった。概要は、以下の通り。

久喜市市民部発表では、2月19日現在
○ 人的被害(埼玉東部消防組合の情報)
2月15日、雪による転倒等救急搬送件数 5件

○人的被害以外
住家被害に関する問い合わせ2件、カーポート被害に関する問い合わせ8件
公共施設被害は、鷲宮児童館駐輪場倒壊、小林小学校駐輪場屋根破損、久喜南中学校屋内運動場ひさし一部破損、青毛小学校倒木1本、市役所本庁舎駐輪場支柱傾き、東町集会所駐輪場の屋根一部破損、鷲宮福祉センター敷地内「趣味の家」雨漏り、鷲宮浄水場駐輪場屋根倒壊、久喜東小学校フェンス一部破損、鷲宮東中学校倒木1本、鷲宮学校給食センター事務室雨漏り

久喜市環境経済部農業振興課による調査 2月18日現在
○農業用生産施設被害
久喜地区のビニールハウスパイプの大破7棟
菖蒲地区のビニールハウスパイプ大破44棟、鉄骨(ビニール)大破50棟
栗橋地区のビニールハウスパイプ大破3棟、鉄骨2棟
鷲宮地区のビニールハウスパイプ(鉄骨)大破2棟、鉄骨1棟
市内合計の大破施設109棟、41902㎡

○農作物の被害
被害作物、イチゴ、きゅうり、トマト、花き、ナス、レタス、かぶ、こまつな、ハーブ、プリムラ類
市内合計被害面積2.41ha

市は今後、市内の調査を続け、県が埼玉県農業災害対策特別措置条例にもとづく特別災害に指定した後、県とともに緊急対策事業を行う予定。

(ちょい一言)
県も市も大雪の被害状況の把握と救済に全力をあげている。
久喜市でも被害が大きかった農業被害について県は、HPにも特設ページを設け情報を発信している。(ここをクリック)

久喜市は、前議会で農業基本条例を可決し農業を久喜市の基幹産業と位置づけた。基幹産業とは、唯一の産業という意味ではないが、農業を市の骨格・基礎である産業と位置づけていることに間違いない。
市内では、今回の大雪で予想以上の農業施設、農作物の被害が発生した。被害にあった農家は、様々な生活様式をもっており単純な被害救済では基幹産業の維持や農業者の意欲を継続するのは難しいだろう。
先ずは被害者の声に耳を傾け、市でやるべきことを検討し速やかにこれを実行すべきである。

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