久喜市・埼玉県特産の梨の降雹被害への支援方針決まる 

5月4日の降雹による久喜市・埼玉県特産の梨への被害について、県の支援策が決定した。

 埼玉県では5月17日に発表する予定だったが、一部報道機関が既に内容の一部を報じたので公表する。

 市ごとに降雹による梨に被害にあったのは、次の通り。

・さいたま市2.68ha、被害見込み金額800万円
・久喜市10.92ha、被害見込み金額4,306万円
・蓮田市12.00ha、被害見込み金額1,328万円
・白岡市7.00ha、被害見込み金額674万円
・伊奈町5.30ha、被害見込み金額1,799万円

 この内、5月17日に「埼玉県農業災害対策特別措置条例」で特別災害として指定して被害農業者への支援をするのは次の通り。
・さいたま市2.7ha、800万円
・久喜市10.92ha、4,306万円
・蓮田市1.5ha、366万円
・伊奈町5.30ha、被害見込み金額1,799万円

 久喜市内では、被害にあった農家87戸全てが支援の対象になる。県ではこれらの農家に条例に基づいて病害虫防除用農薬と傷ついた樹木の回復を促す肥料の購入費を補助する。また、農林振興センターも積極的に被害軽減策の指導にあたる予定。

 5月4日の降雹被害を受けて、県議会無所属県民会議では現場調査を経て他の会派に先駆けて5月7日には「埼玉県名産の梨への降雹被害の対策を求める要望書」を知事に提出していた。

 なお、この降雹により県内では川越市(えだまめ)、上尾市(ぶどう)、狭山市(キウイ)など8市1町、8品目の農産物に被害が発生しており川越市のえだまめなどについても県は支援を行なう予定。

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