県管理「庄兵衛堀川」の昭和沼への導排水路工事完了 

2026年5月22日 久喜市菖蒲町台で、県管理河川「庄兵衛堀川」の治水事業の一環である導排水路の工事が完了し、竣工式が催された。式典には、市長のほか土地提供者、地元区長の皆さんなどが参列した。

(写真:竣工式典で貴志市長と)

庄兵衛堀川は、久喜市菖蒲町菖蒲から白岡市へと流れる県管理の農業用用排水路で、堤防が低い上に川幅が狭く大雨の際には溢水し下流の菖蒲町台、除堀、原、樋ノ口地区に水害被害などがあった。

過去の台風でも田畑や道路が水につかり、付近では床下浸水の被害も発生していた。

(写真:2017年 台風21号での被害)

県は当初、下流である白岡市内で庄兵衛堀川と合流する隼人堀川の川幅を下流から順次広げて、治水事業を進めていたが、令和2年4月から庄兵衛堀川から直線で330mの位置にある菖蒲公園内の「昭和沼」を貯水池として活用する事業を決定。順次、工事を行っていた。

工事の内容は、庄兵衛堀川に排水機場をつくり、増水時に地下に埋設したパイプラインに水を通し、いったん昭和沼に貯水。庄兵衛堀川の水が引いた後に、再び昭和沼からパイプラインに水を通し庄兵衛堀川に戻す一式のもの。治水事業の一つとして行われた。

(写真:竣工した庄兵衛堀川の導排水路設備など)

工事の完了で、菖蒲町台、除堀、原、樋ノ口の被害が避けられ、大雨の影響も軽減される。

県は、今後の治水事業として、さらに上流部分の川幅を広げる工事を実施する。

 

<ちょい一言>

私が、菖蒲町台、除堀の方々から被害の相談を受けたのが、約12年前。県議に当選した直後だった。大雨の度に現場の様子を見に行き、度重なる溢水による被害を目の当たりにしてきた。

所管する杉戸県土事務所にもその都度連絡し、現場の状況を伝えてきていた。

平成28年2月議会で、初めて「庄兵衛堀川」の治水について一般質問を行った。その後も県担当部局に被害状況を説明し、引き続き対策を求めていた。

令和元年12月議会でも取り上げ、その後に県が方針を決定。これまでの下流である「隼人堀川」から順番で対策を進めるという方針を変え、庄兵衛堀川に導排水路をつくり昭和沼を貯水池として利用して溢水を防ぐというものだった。

それまでのヒアリングでは、従来通りの「隼人堀川」から順番での対策を進めると、溢水対策が完了するのは概ね20年以上先と言われていた。

今回、庄兵衛堀川に導排水路をつくり昭和沼を貯水池として利用する工事が完了したことで、10年以上、溢水対策の完了が短縮された。

継続的な働きかけや私達の切実な声に耳を傾け、県が今回の事業を進めてきたことに心より感謝している。今後は、上流部の川幅を広げる事業が継続されるが、これと合わせ各段に水害被害は軽減されることになる。

改めて、関係の皆様に感謝したい。

 

 

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